この記事の結論
- 危険自分で壊すのはケガ・破壊不足のリスク大
- 落とし穴穴1つ・水没・磁石では復元される可能性が残る
- 推奨専用機による物理破壊+証明書が確実
「HDD 自分で 壊す」といった検索で、ドリルでの穴あけや分解、電子レンジ、水没など、自分でHDDを破壊する方法を探す方がいます。しかし、こうした方法の多くは危険を伴ううえ、データが中途半端にしか壊れず、後から復元されてしまうリスクがあります。
この記事では、自分でHDDを壊す方法にどのような危険性・限界があるのかを解説します。安全にデータを消去・破壊したい場合は、専門の物理破壊をご検討ください。
自分でHDDを壊す方法穴あけ・分解・磁石
インターネット上では、ドリルで穴を開ける、ドライバーで分解して記録面に傷をつける、強力な磁石を近づけるといった方法が自分でできるHDD破壊方法として紹介されることがあります。
しかし、これらはいずれも一般家庭にある工具や道具で行うことを前提としており、専用機器による破壊と比べて確実性・安全性の両面で大きな限界があります。本記事では手順の紹介ではなく、それぞれのリスクについて解説します。
水・電子レンジ・叩くは危険な理由
水に浸ける方法は、内部の基板や配線に水分が残ったまま感電のおそれがあるうえ、記録面自体が壊れるとは限らず、乾燥後にデータが読み取られてしまう可能性があります。ハンマーなどで叩く方法も、金属やガラス製プラッタの破片が飛び散り、怪我につながる危険があります。
電子レンジの使用は特に危険なため、絶対におすすめしません。HDD内部の金属部品が電子レンジ内でスパークを起こし、発火や故障、感電事故につながるおそれがあります。
中途半端な破壊が復元される仕組み
HDDはドーナツ状の円盤(プラッタ)の表面にデータを記録しています。ドリルで数カ所に穴を開けたり、一部にひびを入れたりしただけでは、プラッタの大部分が無傷のまま残ってしまうことが少なくありません。
データ復元を専門とする業者や技術があれば、こうした「一部だけ壊れた」状態のプラッタから情報を読み取られてしまう可能性があります。中途半端な破壊は、かえって「壊したつもり」で安心してしまう点が危険です。
怪我・発火・環境面のリスク
分解や破壊の作業では、金属の切断面やガラス製プラッタの破片で手や目を傷つける危険があります。また電子レンジのように熱や電気を伴う方法は火災のリスクも否定できません。
さらに、破壊した破片をそのまま一般ゴミとして出すと、自治体の廃棄ルールに反したり、収集作業員が怪我をする可能性もあります。安全面・環境面のいずれから見ても、自己流の破壊はリスクに見合わないといえます。
確実に消すなら専門の物理破壊
専門業者による物理破壊は、穿孔・せん断などに対応した専用機器を用いて、プラッタ全体を確実に破壊します。自己流の方法のような「壊したつもりが一部しか壊れていない」というリスクを避けられ、破壊後には記憶装置物理破壊完了証明書も発行されます。
詳しい破壊方式は物理破壊のページをご覧ください。
相談電話・メールフォーム
自分で処分する前に、まずは専門業者への依頼もご検討ください。出張・持ち込み・宅配の3つの方法からお選びいただけます。ご不明点はお電話・メールでお気軽にご相談ください。
よくある質問
ドリルで穴を開ければ大丈夫ですか?
数カ所に穴を開けただけでは、プラッタの大部分が無傷のまま残り、データが復元される可能性があります。また作業中の怪我のリスクもあるため、おすすめできません。
電子レンジや水没でも消えますか?
どちらもデータを確実に消せる方法ではなく、特に電子レンジは発火や感電などの重大な危険があるため使用しないでください。水没も基板への感電リスクがあり、安全な方法ではありません。
自分で壊したものも証明書は出ますか?
証明書は当社所定の方法で破壊・確認を行った場合に発行するものです。自己破壊済みの状態では確認が難しい場合がありますので、まずは破壊前の状態でご相談いただくことをおすすめします。